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NC700X HONDA 試乗記

速い上に250ccなみの好燃費!

 ヤングマシン編集部の最寄りのガソリンスタンドで満タンにしてから試乗をスタート。まずは下道をそれなりに走ろうと、国道246号線に向かった。都内の道をいつも通り走る。第一印象は「速い」。ストップ&ゴーが多い都内でシグナルダッシュが速い。飛ばすつもりもなく、いつも通りの開け方で、エンジンの回転上昇も穏やかに感じながら、乗っているスピードは数割増しという感じ。メーターをチェックしないと、自分では出しているつもりはなくても違反をしてしまいかねない加速感だ。ヤングマシンブログで解説した技術説明そのままのロングストローク&ワイドレシオの走りを見せてくれた。

 速くても、回転が低いので「速さ」は感じない。私の経験では、この様なフィーリングはクルーザーでしか味わったことがない。ハーレーのツーリング系モデルがズバババッと加速していくのに似ており、クルーザーよりも軽快な分、「速い」ということになる。エンジンフィーリングはクルーザーそのもの。670ccという排気量から鼓動感は小粒となるが、明確に味わいというものが存在する。それはシートにもステップにもハンドルにも伝わってくるが、決して不快ではなく、気持のいいバイブレーションだ。

 総じて、街中は面白い。ダッシュがいいのでキビキビと信号から信号へと移動できる。粘り強いトルクから開けたらすぐに加速するので車線変更も意のまま、リズムよく走りを楽しめる。アップライトなポジションは視界が広く見渡せるのが実用的。視界が広いということは、前傾のマシンより安全性が増すとも言えるだろう。さらに私の場合は上半身がリラックスしている分、操作に余裕ができるので、街中のような環境では前傾のマシンより移動スピードのアベレージも確実にアップする。


 上野からあっという間に厚木に到着。ここから東名高速に乗って高速道路を走ってみる。ただ東京方面に向かうのでは距離が稼げないので、西へ向かいそれから上野に帰るルートを選んだ。6速3000rpmで100km/h。ギヤ比的にはおよそ4000rpmで130km/h、5000rpmで160km/hと伸びていくようだ。そこまでの回転上昇にストレスはないだろう。要するに日本では高速でも十分に「速い」。小ぶりなスクリーンにウインドプロテクション性能を心配する向きもありそうだが、これがかなり良かった。このマシンが出せる速度の範囲では十分な効果を発揮する。肩のあたりには直接風が当たるが、上半身は最低限守られていた。NKのように高速が辛くなるようなことはない。途中PAに寄って、スクリーンを1段高い位置に上げてみようと試みたが、気温が低かったせいか、ゴム製のブッシュが取り外せずに断念。これが上手く行っていれば、より快適なクルージングが実現していただろう。

 高速では一部ウエットの路面の区間もあり、効かせはしなくてもABSの存在も心強い。ブレーキのタッチはシングルディスクゆえか、いつも試乗する高性能マシンに比べて強く握る必要があった。熱的にもダブルディスクよりも限界は低いだろうが、公道で限界を追求する必要は全くないのである。タッチも制動力も全く問題ない。サスペンションは、速度が増すと路面の継ぎ目などの段差で時々強い突き上げを感じることがあった。最新のCBR1000RRなどを試乗している身としては、コストダウンを意識する瞬間だったが、「こんなもの」だと思う。私は目が肥えすぎているのだ。


 今回の試乗は、街乗りと高速だけのちょい乗り速報だ。そのレベルで見た旋回性は非常に自然。リーンアウトぎみ操作した方がしっくりきたような気もするが、リーンインでもOK。誰でも不安を感じずに曲がれるだろう。最後に特筆すべきは、一般的になバイクのタンク部にある小物入れ。いつも使っているウエストバッグをここに入れて走ったが、それだけでも一段身軽になれるのが新鮮だった。ゴムでバックをくくりつける必要もなく、超楽ちん。タンクがシート下にあることの重心の変化も全く気にならなかった。

 街中でも高速でも粘り強いトルクと心地よい鼓動感でライディングを飽きさせないNC700X。回してみたがエンジンにエキサイトメントはなく、熱くならずに走っているときにそのキャラクターの持ち味を全面的に享受することができる。これまでの高性能マシンとは真逆の特性にすがすがしいまでの割り切りを感じることができた。バイクに見栄やロマンを求めなければ、最高の選択肢になるはずだ。(編集部・市本)



↑ライディングポジションは、NKよりも上体が起きる安楽型で、足着きは172cmの身長でかかとが浮く。ハンドル幅も広めなので、小柄の人だと手強いかも知れない。


NC700Xの燃費は250cc並み!

走行距離給油量燃費
一般道58.2km2.11L(302円)27.58km/L
高速161.2km6.65L(924円)24.24km/L
総合219.4km8.76L(1226円)25.04km/L

↑30km/Lはだいたい行くと開発者が語っていた燃費は、ABSを本誌ちょい乗りでは25km/Lという結果に。高速のペースが速すぎたかも知れない。満タン14Lで350km走る計算だ。


主要諸元

■全長2210 全幅830 全高1285 軸距1540 シート高830(各mm) 214[218]kg(装備)■水冷4スト並列2気筒 SOHC4バルブ 669cc 50ps/6250rpm 6.2kg-m/4750rpm 燃料タンク容量14L■ブレーキF=ディスク R=ディスク タイヤF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ※[ ]はABS

●車両価格:64万9950円/69万9300円(ABS)
●発売日:2月24日
●色:白、赤、黒、銀


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